家庭で出来るアロマによるセルフケアのポイントとアロマクラフトのレシピを紹介

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大好きな彼と別れてしまった。どうしようもない孤独感と寂しさに心がつぶれそうになる。そんな時は、甘い香りで心を癒し、少しでも早く新しい一歩が踏み出せるようなアロマでセルフケアしてみましょう。

おすすめの精油は、オレンジスィート、ネロリ、ベルガモット、ローズ・アブソリュート、ローズ・オットー、イランイラン、ラベンダー、メリッサ、ペパーミント、ラベンサラ、ローズウッド、マンダリン、サンダルウッドなど。

心がつらい日こそ、アロマバスがおすすめです。ただお湯につかるだけでも気持ちを癒す効果があります。天然塩(アロマ専門店などで購入)40グラムにローズウッド1滴、マンダリン2滴、ラベンサラ1滴を加え、よく振ってなじませます。30~40度程度のお湯に入れゆっくり入浴して下さい。

愛情面で傷ついてしまった時は、心の平和を取り戻す作用があるローズ・オットーとネロリがおすすめです。この二つの精油を1~2滴ずつ浴槽におとし、半身浴で冷え切った体も心も温めましょう。肌の弾力を取り戻し、潤いも与えてくれます。

お風呂の後は、アロマのブレンドオイルで全身をマッサージしましょう。

キャリアオイル20mlにベンゾイン5滴、ローズ・オットー3滴を混ぜ合わせます。これらの精油は心をほぐすだけではなく、肌を美しく、つややかによみがえらせてくれます。

アロマクリームを塗布するだけでも、効果があります。みつろうクリームまたは市販の無香料クリーム5グラムを入れた保存容器に、ホホバ油20mlを加え、竹串などでよく混ぜローズ芳香蒸留水とローズ・オットー3滴(またはゼラニウム1滴かローズウッド3滴)、ベルガモット4滴、サンダルウッド3滴を加え混ぜます。

ベルガモットやローズは自然の抗うつ剤と言われています。悲しすぎて涙もでない、胸がかきむしられそうなほどの孤独感や閉塞感を感じているときに香りを感じながら塗布して下さい。

マッサージをするときには、ディフューザーなどで芳香浴がおすすめです。オレンジスィート4滴とベンゾイン4滴をお部屋に拡散させます。ベンゾインは悲しみを癒し、孤独感をなぐさめてくれる精油。オレンジはポジティブに向かわせてくれる精油です。

部屋にこもってばかりでは、いられません。悲しい気持ちを抑えてでかけなければならない時には、手軽なデイリーケアの方法としてロールオンがおすすめです。人間の体には、「チャクラ」と呼ばれるエネルギーの出入り口があると考えられています。精油はこのチャクラに働きかけることがわかってきました。愛情や調和に働きかけるチャクラは胸部にあります。ふっと孤独感に襲われてしまったり、気持ちがしずみかけたらチャクラに働きかけましょう。

ビーカーに無水エタノール5mlとシダーウッド2滴とローズオットー2滴またはグレープフルーツ4滴を入れ、ガラス棒でよく混ぜ、精製水10mlを加え、さらに混ぜます。ロールオン容器に移しふたをして保存します。フッと心がくじけそうになったらに、胸部にロールオンして下さい。



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臭覚とホルモンには密接な関係があります。香りのパワーが気づかないうちにムーディな気分を盛り上げてくれます。

おすすめの精油は、クラリセージ、ジュニパー、ネロリ、ローズ、イランイラン、ジャスミン・アブソリュート、サンダルウッド、パチュリ、シナモンなど。

「媚薬」として知られるイランイラン、インドネシアでは式を挙げたばかりの新婚カップルが夜を過ごすベッドに花びらをまく習慣があるそうです。オイルウォーマーにイランイラン3滴、サンダルウッド3滴を垂らします。甘く濃厚な香りがセクシーな気分を高めてくれます。オイルウォーマーのキャンドルの明かりでムードを演出します。

「媚薬」とは、愛情や性欲を刺激する物質のことですが、人によっては脳で記憶している香りの作用が媚薬には感じなかったりします。大切なことは、その人にあった、心身共にバランスをもたらすオイルを見つけることです。「おすすめの精油」の中から好みの香りの精油を選び空気中に散布して、自分にとってばらんすの良い精油を見つけてみて下さい。

イランイランとならんで催淫作用があるジャスミン・アブソリュート。女性の本来の美しさを引き出してくれる作用のローズ・オットー。大切な夜にキャリアオイル10ml、ジャスミン・アブソリュート2滴、ローズ・オットー1滴、サンダルウッド2滴を混ぜ合わせ浴槽にいれます。フローラルな香りのアロマバスで、気分も盛り上がります。

アロマでペアマッサージすることで、二人の距離も縮まります。キャリアオイル20mlにサンダルウッド3滴、ネロリ3滴、ジャスミン・アブソリュート2滴をブレンドします。サンダルウッドは性欲を高めてくれる精油です。甘い花の香りとブレンドして手や腕、背中、脚とゆっくりマッサージし合います。デリケートな部分にオイルがつかないように気を付けましょう。

キャリアオイル20mlにイランイラン3滴、ローズ・オットー3滴、パチュリ2滴をブレンドします。個性の強い香りの精油ばかりですが、ブレンドすることでバランスがとれ、まったりした気分にさせてくれる香りになります。キャンドルや音楽で素敵な夜を演出してください。

背中のマッサージは、受け手の脚側に立ち、背中全体にオイルを塗り、両手のひらを腰から肩の方向に背骨に沿ってさすりあげ肩甲骨の上で折り返し体の側面に沿って腰に戻したら、親指で背骨に沿って小さな円を描くように首まで上げていきます。肩まできたら肩全体に手を掛けるように軽くもみます。

次に受け手の頭側に立ち、肩甲骨の下(腰側)と上(肩側)を、親指で背骨から脇の下に向かって4~5回さすったあと、両手を使って肩から肩甲骨、腰から肩甲骨に向かってもみほぐし、背骨を起点に片手ずつ交互に半円を描くように脇に向けてさすります。

両手のひら全体で、背骨に沿って肩から腰へさすり腰まできたら、側面を通って脇の下に向かってさすります。

背骨の上を腰から首に向かって片手でゆっくりさすります。首まできたら反対の手で同じ動作を4~5回繰り返し終わりです。

媚薬のアロマを存分に香らせてペアマッサージで、ロマンティックな夜を演出して下さい。


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おすすめの精油は、レモン、ティーツリー、シナモン。

ウオノメ、タコ、イボは、どれも皮膚の表面にできる厄介なものです。タコとウオノメは似ているようですが、タコは足裏や指が靴をはくことでこすれたり、あたって角質化した状態のことで分厚く盛り上がっています。自分で深く削ったりすると、そこからばい菌が入り化膿し、リンパ節などの炎症をおこしたり、重度の合併症を伴う危険があります。「カルス」とも呼ばれ足裏にできるのがふつうですが、いつもこすっている手や体の他の部分にもできることもあります。

タコの部分に直接レモンを塗ります。大きい場合はコットンなどにしみこませ、パッティングします。小さい場合は綿棒などで塗布するだけで十分です。一週間ほどでタコの固さが軟化します。

また、ココナッツオイル15mlにオレガノまたはローマンカモミールを1滴入れて毎日塗布するとよいでしょう。「doTERRA ドテラ社」独自のブレンドオイルCSもおすすめです。

ウオノメは角質化した部分の中央に芯ができ、皮膚の奥に入り込んでしまったもので、トゲが刺さったままにしていたりした場合も、そのトゲを中心に角質化し芯となってウオノメになります。これは、神経を刺激するため痛みを伴います。ウオノメには、ホホバ油10mlにレモン10滴を加えたブレンドオイルを1日数回患部に塗布します。

レモンは老廃物の排出を促進したり、古い角質を除去する作用がありますが、光毒性があるので、日光にあたる部分に塗布した場合、炎症をおこす可能性がありますので、ご注意してください。

イボは、手足の皮膚によく出来る硬い小さなしこりで、感染が原因とされています。イボにはティーツリーを1日3回程度、直接塗布する方法が広く知られています。また、他の方法として、大さじ1杯のりんご酢に、サイプレス5滴、レモン10滴を混ぜ、毎日2回塗って包帯を巻きます。他にもクローブ、シナモン、ラベンダーなどの精油が効果的です。皮膚に接触すると、伝染しやすいので広がらないようにケアしましょう。

特に女性に多い「首イボ」小さな茶褐色のイボが点々と首にできます。あまり目立たず、痛みやかゆみなどはありません。加齢からくる皮膚の老化とも言われていますが、皮膚深部の水分不足でリンパの流れが悪くなり、代謝に影響してできやすくなります。首回りは皮膚が敏感なので、精油を直接塗布するのは避け、市販の無香料クリームかジェルにティーツリー1滴、レモン1滴を加え首全体にすりこんでマッサージし、循環をよくして下さい。

生殖器のイボは、性交渉で皮膚に接触して伝染します。小さくて痛みがあり、数個集まることもあります。ココナッツオイル15mlにオレガノ1滴を入れて薄め、毎日患部に塗布します。オレガノにはカビや菌を抑制する作用、免疫活性化、抗ウイルス作用などありますが、肌に極度の炎症を起こすことがありますので、必ずキャリアオイルなどで薄めてご使用下さい。


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