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精油は70~100倍に濃縮された成分により、パワフルな作用を発揮します。

ご家庭での基本的なセルフケアの方法としては、「芳香浴」(アロマライト・ディフューザー・オイルウォーマーなどを使用し香りを拡散させる)、「吸入」(洗面器・ボウル・カップなどを使用し蒸気を吸入する)、「アロマバス」、「湿布」、「オイルトリートメント」などがあります。

セルフケアを始めるにあたって、精油の扱い方など基本的なルールを守ってセルフケアを行ってください。

「特定の精油以外は、直接肌にはつけない。」

成分が凝縮されているため、肌への刺激が強いので、キャリアオイルなどで希釈して使用して下さい。また、目や鼻、口、膣、肛門など粘膜部分につかないよう特に注意して下さい。

「マッサージオイルをブレンドした際は、パッチテストを行う」

ブレンドしたオイルを腕の内側に塗布し、24~48時間ほど放置。お肌が赤くなったり、かゆみが出た場合は、レシピの半分以下の滴数でブレンドするか、その精油の使用を中止し同じ作用のほかの精油で代用してください。敏感肌の場合はブレンドオイルを試す前にキャリアオイルのみのパッチテストをすることをお薦めします。

「火気には十分注意して下さい。」

精油は引火の可能性がありますので、オイルウォーマーなど火を使う場合は、正しい方法で使用しましょう。

「内服しない。」

フランスなどの医療機関では、専門的な指導のもとで内服していますがあくまでも医師の管理下での内服に限られています。もし、誤って飲んだ時は、大量の水で口をすすぎ医療機関へいきましょう。

「精油は使用期限を守り、冷暗所で保管しましょう。」

精油は通常、柑橘系の場合1年未満、その他は2~3年持ちますが開封したらなるべく早く使い切るようにしてください。また、光や熱、空気、湿気などで成分が変化してしまいますので、使用後はキャップをしっかり閉め、バスルームは避け子供、ペットの手の届かない場所で保管して下さい。アロマ専用の箱やバックを利用しましょう。

「効能・禁忌など精油の特性を知っておきましょう。」

妊娠中や出産後、高血圧、てんかんの方など特に注意が必要です。柑橘系の精油など「光毒性」(紫外線に当たると発疹やシミができる)があるものにも注意しましょう。以下は特に注意したい精油です。

「高血圧」ペパーミント、ユーカリ、グロブルス、ローズマリー

「てんかん」シダーウッド、セージ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ユーカリ・ディベス、ローズマリー

「乳幼児」シダーウッド、シナモン、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ベチパー、ペパーミント、ヤロウ、ユーカリ・グロブルス、ラベンダー・ストエカス、ローズマリー

「腎臓の障害」ジュニパー、フェンネル、ブラックペッパー

「妊娠初期」原則、使用は禁止。特に以下の精油は注意が必要です。
カモミール、ラベンダー、ローズ

「妊娠中期・後期」子宮を刺激する精油は使用できません。柑橘系の精油(真正ラベンダー、スイートオレンジ、ローズウッド、マンダリン、ユズ、レモンなど)を通常より低濃度なアロマバス、芳香浴であればよいでしょう。

「授乳中」シダーウッド、アトラス、シナモン、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ローズマリー

「飲酒時」クラリセージ

「敏感肌」オレガノ、クローブ、サイプレス、シナモン、ジュニパー、ジンジャー、タイム、ティーツリー

香りは人それぞれ好みが違います。セルフケアレシピを実践する際には周囲への配慮もお忘れなく、楽しみながら生活の中に取り入れ続けることで、心と体のメンテナンスにお役立て下さい。