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膀胱炎は疲れや睡眠不足などいろいろなストレスが重なり免疫力が低下することで発症しやすくなります。体を温め水分を多めにとるなどのケアが必要です。

おすすめの精油は、抗菌作用のあるサンダルウッド、ゼラニウム、ティーツリー、ラベンダー、パルマローザ、パイン、マージョラム。また、利尿作用があるジュニパー、サイプレスなど。

膀胱炎の予防や疲労回復、免疫力の向上に役立つのが、アロマバスです。天然塩(アロマ専門店などで購入)40グラムにラベンダー2滴、ローズウッドまたはサンダルウッド2滴をおとし、よく振ってなじませ、お風呂に入れます。予防にもなりますが、ごく初期の膀胱炎にも効果があります。

全身浴が難しい場合は、洗面器または大きめのたらいにサンダルウッド1滴、ラベンダー1滴、パルマローザ1滴を入れてよくかき混ぜ、座浴します。天然塩40グラムを加えるとさらに効果的です。5~10分くらい浸かったら、洗わずにタオルで水分をふきとります。

持ち歩くことができるセルフケアのトリートメントクリームをクラフトし、1日3回ほど下腹部や腎臓付近、腰に塗布します。レシピは、市販の無香料クリーム30グラムまたはキャリアオイル30mlにマージョラムかイランイラン2滴、ローズウッド5滴、パルマローザ3滴、ティーツリー4滴を混ぜ保存容器にいれます。塗布した時は十分に水分補給を行ってください。

男性の場合、過度な疲労や冷えが重なると膀胱の真下にある前立腺がうっ血し、前立腺炎や前立腺が肥大し排尿困難となり膀胱炎になりやすくなります。炎症を抑える作用のマートル6滴、ローズウッド4滴、ティーツリー3滴、サイプレス3滴を市販の無香料クリーム30グラム、またはキャリアオイル30mlに混ぜ保存容器に入れます。一日3回程度、下腹部、腰、大腿部、脚の付け根に塗布します。

膀胱炎になりやすい場合、普段から腎臓の働きを高め利尿を促す作用のアロマケアをしておくと良いでしょう。

腎臓を強壮するアロマクリームのレシピは、市販の無香料クリーム30グラム、またはキャリアオイル30mlにキャロットシード3滴、ジュニパーかブラックペッパー(敏感肌の方はジュニパー)3滴、シダーウッド・アトラス3滴を混ぜ保存容器にいれます。腎臓のあたり、腰、下腹部全体にすり込みます。腎疾患をお持ちの方は、逆に腎臓に負担がかかってしまいますので注意してください。

利尿を促すトリートメントオイルは、キャリアオイル(オリーブ油、ホホバ油、ゴマ油など)30mlにジュニパー3滴、サイプレス2滴、オレンジ(スイートまたはビター)3滴、ラベンダー2滴を加え、保存容器にいれます。腰と下腹部全体にすり込んで下さい。水分を多めに取り、体を温めるよう心がけて下さい。

補給する水分は、冷水ではなく白湯がおすすめです。白湯は、一度沸騰させたお湯を冷ましたもので、体内の末梢化物や老廃物を流す効果があり、自然薬にもなります。慣れてくると白湯の甘さが感じられるようになってきます。

アロマケアは、初期症状などに効果がありますが、血尿や発熱、悪寒などがあるときは、速やかに医師の診察を受診することをお薦めします。