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アロマのデオドラントスプレーやハーブ石鹸を作る時などに加えることができる「ハーブティンクチャー」。

「ハーブティンクチャー」とは、乾燥したハーブをアルコールに浸して、有効成分を抽出したもので、『ハーブチンキ』とも呼ばれています。(保存は2年間ほどできますが、作製には約1~2か月かかります。)そのまま浴槽に入れて薬草風呂にしたり、精製水でうすめてローションにしたり、お肌のトラブルなどで精油が使用できない場合や、赤ちゃんのおむつかぶれ、乾燥肌のかゆみなど常備しておくと便利です。

準備するものは、カモミール・ジャーマン12グラム、ラベンダー8グラム、カレンデュラ10グラムなどのドライハーブ。無水エタノール160ml、精製水240ml。

使用する道具は、ガラス製広口ビン、ガラス製密閉容器、ろ過用容器(コーヒーを入れる時に使用するペーパードリッパー)、ミル、コーヒーフィルター、計量カップ、量り。

エタノールはハーブ成分を抽出するのに不可欠です。無水エタノールと精製水を使用しない場合は、アルコール度35~40度のウォッカ、または果実酒用ホワイトリカー400mlで代用できます。

ハーブはミルで軽くすりつぶしてガラス製広口ビンに入れ、無水エタノールと精製水(またはアルコール)を入れて蓋をします。

直射日光を避けて約1~2か月保存し、ハーブの成分を抽出させます。初めの3週間くらいは、毎日ビンを振ってハーブとアルコールをなじませます。

使用するハーブによって抽出するアルコールの濃度が違いますが、ドライハーブ単品または数種合わせて25~30グラムに対して40%エタノールかウォッカ約400mlに浸します。ハーブがしっかり浸かるくらいの量が必要です。ハーブの量が1とすると抽出するアルコールは8か9の割合になります。

ハーブの成分が十分に抽出されたら(約2か月程度が目安)、コーヒーフィルターを使ってろ過します。ろ過した液をガラス製の密閉容器に入れ、レシピと日付など記入したラベルを貼って、完成です。

好みのハーブを使って、好みのティンクチャーをクラフトしてみて下さい。

クラフトしたティンクチャー15mlに対して精製水か芳香蒸留水45mlで希釈し、そのまま頭皮トニックやローションとして使用できます。

消臭やデオドラントスプレーとして使用する場合は、ティンクチャー20mlに好みの精油3滴、精製水40mlを加えてスプレー容器などにいれて、靴の中、ストッキング、脇や首筋などにスプレーします。敏感肌の方や、お肌に傷がある場合は、ティンクチャー10ml、精製水50mlに替えて下さい。

その他のハーブティンクチャーのレシピとして、「ハンガリーウォーター」としてよく知られているティンクチャー。ローズマリー10グラム、ペパーミント10グラム、ローズ8グラム、オレンジピール2グラムのドライハーブに、無水エタノール160ml、精製水240mlを使用します。

オイリー肌を洗浄したいときやアンチエイジング効果、鎮静効果もあり、原液か水で2倍に薄めて痛みがあるところなどに塗ります。立ちすぎて疲れた足裏にすり込んでも効果的です。

美白に効果的なティンクチャーの材料は、オレンジフラワー6グラム、カモミール。・ジャーマン6グラム、ヒース6グラム、ローズヒップ6グラムのドライハーブを使用します。出来上がったティンクチャーは、無香料クリーム30グラムにティンクチャー3~5mlを加え美白クリームの完成です。

また、殺菌消毒、消臭、収れん作用のある緑茶を使ったティンクチャーは、煎茶40グラムだけで作製できます。