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ホホバ油、みつろう、無水エタノール、精製水などを利用して好みの精油を加えることで、自分だけの手作りアロマフレグランスになります。

香水など香りのバランスが難しいクラフトの場合、どの精油を使うかを決めますが、選び方として、作りたい香りを頭の中でイメージして、そのイメージをノートなどに書いて、イメージに合う精油をメインとして5、6種類選びます。

ムエット(試香紙または画用紙を短冊に切ったものでも可)に選んだ精油を1滴ずつ垂らし、扇状にして鼻の前で軽くふり香りをかぎます。

イメージした香りかどうか、確かめながら、選んだ精油以外の精油を加えてみたり、どれかを除いたりして調整します。イメージした香りができたら、選んだ精油のビンを手元に準備し、ムエットの香りを確認しながら、ノートにメモします。

選んだ精油を使って、「オーデコロン」「香水」「練り香」「パウダーフレグランス」をクラフトしましょう。

「オーデコロン」、基本のクラフトレシピは、ガラス製のボトル容器(容量30ml)に、無水エタノール10mlを入れ、選んだ精油15~20滴を加え、希釈する。さらに、精製水20mlを加えたらよく振ってから使用します。保存期間は2か月くらいです。オーデコロンには軽い香りの柑橘系、樹木の葉系の精油がおすすめです。

アロマの「香水」は、市販の香水より強い香りには仕上がりませんが、奥深い香りを作り出すことができます。ガラス製のボトル容器(容量10ml)に、無水エタノール8mlを入れ、精油20~40滴を加え希釈します。精製水2mlを加え、よく振って使用します。花、樹脂、木の精油など重厚なものをバランスよくブレンドすると良いでしょう。無水エタノールと精製水をホホバ油にすると香り立ちが変わります。

「練り香」は、みつろうを使った、塗るタイプのフレグランスです。みつろう(アロマ専門店で購入)3グラムとホホバ油12mlを耐熱性のガラスボウルにいれ、湯煎して溶かし、クリーム容器(容量20グラム)などに入れます。うっすらと膜が出来、ふちの部分が固まりはじめたら精油15~20滴を加え、竹串でよくかき混ぜて、容器ごとトントンと打ち付けて空気を抜きます。完全に冷めてから使用します。胸元にほんの少し塗り、香りをたのしみましょう。

「パウダーフレグランス」は、夏場のシャワーの後や冬場のお風呂上りの足のケアなどに、使用します。カオリン(アロマ専門店などで購入できます)大さじ1とコーンスターチ大さじ1をボトル容器または、パウダー容器に入れて混ぜ合わせ、精油12~15滴を加えよく混ぜます。

ドライハーブを使う場合は、ミルで粉末にしてから茶こしなどでふるったものを小さじ1~2程度加えます。

繊細なのに、魅惑的な甘さを秘めた、ちょっぴり大人なフレグランスの精油のレシピは、オレンジ3滴、サンダルウッド4滴、イランイランまたはネロリ3滴、プチグレン1滴、ベルガモット6滴、ローズウッド3滴、好みの精油1滴を使って、「オーデコロン」「香水」「練り香」をクラフトしてみて下さい。

さっと香りをまといたい時は、「オーデコロン」、ほのかに香らせたい時は「香水」「練り香」でクラフトすることをおすすめします。