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アロマを始めたばかりの方にも使用しやすい精油をご紹介します。精油の香りの特徴や使い方のヒントなどまとめてみました。お気に入りの精油を見つけてみて下さい。

【レモン】

シャープで透明感のあるさわやかなレモンそのままの香り。トイレットペーパーに5~6滴つれておくと清潔感を演出できます。運転中の眠気さましにビンから直接吸入。抗菌、抗ウイルス作用があるので感染症が流行する時期などは、ディフューザーやスプレーに入れてお部屋に拡散させます。

【ローズ・オットー】

優雅で気品あふれるフローラルな香り。気持ちにゆとりがなくなってしまった時にハンカチに1滴おとして持ち歩きます。入浴時、浴槽に1~2滴おとして十分に香りを吸入しながら、ゆっくりと浸かることで、不安定な心も落ち着きを取り戻すでしょう。

【ローズマリー】

ローズマリーは、「ケモタイプ」といって同じローズマリーでも、産地によって成分が違っています。「ローズマリー・シネオール」は、すっきりと透明感のある香りで、呼吸器のケアに向いています。「ローズマリー・カンファー」は、シャープな力強い香りで筋肉痛や関節痛のケアに向いています。「ローズマリー・ベルべノン」は、やわらかですっきりした香りで、肌の再生を促す作用があるため、スキンケアなどに向いています。

【カモミール・ローマン】

りんごを思わせる甘さと酸味のあるフルーティーな香り。カモミールには2種類あり、カモミール・ローマンとカモミール・ジャーマンです。心に作用するのはローマンの方で、ハーブティーなどでよく知られているのは、ジャーマンの方です。眠れない時などは、ディフューザーで2~3滴拡散させると効果的です。


【イランイラン】

ジャスミンを思わせる甘くフローラルな香りの中に、香辛料の香りが見え隠れするエキゾチックな香り。好みには個人差がありますが、この香りを心地よいと感じる場合、緊張しやすい場合や心の問題からくる体の症状のケアになります。ティッシュやコットンに1滴落として芳香浴を。

【クラリセージ】

スパイシーで深い甘みのある、落ち着いた香り。月経前やホルモンのバランスが乱れがちだと感じた時、調整し神経を強化し安定させてくれます。気が張って眠れない時は、ティッシュに1滴おとして、枕元から50cm以上離れたところにおいておく。あまり近づけると香りが強すぎて眠れなくなる場合があります。

【ネロリ】

苦さと甘さをもち、わずかにオレンジが香る繊細な香り。心のバランスを保ちたい時に、コロンにして、シュッとひと吹き。ネロリの芳香蒸留水は化粧水かわりにもできます。女性にはとくにうれしい精油です。

【オレンジ・スイート】

憂うつな気持ちを前向きにしてくれる、心地よい柑橘系の果実そのままの香り。気持ちを前向きにしたいときなどに、ティッシュやコットンにつけて芳香浴を。また、重曹やクエン酸に混ぜてハウスクリーナーとしても効果的です。ブレンドする場合は、香りが弱いので、強い香りとブレンドする場合は、少し多めにすると良いでしょう。